食と芸術と自然

10月からは五感を全て使い果たしても限りない
贅沢シーズンの幕開けです。
海の幸は甘々のぷっくりした「ガスエビ」、
「カニ」の解禁は目前に控え、
誉めるに言葉無しと北大路魯山人が評したナマコ卵巣など、
美食尽くしの金沢では舌鼓を打つ暇もないくらいです。
加えて、コクのある加賀野菜。
五郎島金時は天ぷらも煮物も、焼き芋も、
その甘さとホクホク感は秀逸です。

芸術文化交流では町と人とが一体になり
「古地図アプリを使い茶人と巡る」イベントも。
2時間半でお茶室体験も武家屋敷散策も歴史話も
3千円で受け付けてくれます。
ひとり旅の方なら嬉しい企画です。

そして紅葉の美しさ。
さまざまな街景色に自然の美色が調和して
どちらも“シャッターチャンス”。
金沢という街は、小さな城下町でありながら
車30分位のところに海あり山あり、神社仏閣、歴史的建造物、
近代建築などなど。
遊びと文化と味が三位一体となって旅人の心を捉えます。

10月から12月まで、ほんの少しお時間がありましたら
是非この街に立ち寄って頂きたいと存じます。

写真提供:金沢市

“四つ屋根の赤”獲得・ミシュランガイド北陸2021特別版