「日本の建築意匠」ここにあり

秋から冬にかけての金沢は、紅葉から枯野への風景が美しく、寒さが増すにつれて美味満載。
11月6日からのカニ漁解禁日以降は、日本中の美食家がうなる加能蟹、香箱蟹に、世界中のツーリストも押し寄せます。

さて、金沢旅行の目玉といえば「食と文化と芸術」。
本日ご案内する「金沢建築館」は、令和にふさわしい「日本を知る」為の見事な建築意匠を展示しています。
金沢育ちの建築家、谷口吉郎氏は、東宮御所から迎賓館赤坂離宮まで世界に誇る作品を残しています。

このミュージアムでは、常設で、迎賓館と同じ広間と茶室が再現されていて「ああ、ここで世界の要人が食事をされるのか」と感嘆すると共に、とてもシンプルで華美でない意匠デザインの美は、街並散策の見方を変えてくれることでしょう。西茶屋街からも近いので、是非、お立ち寄り頂きたいと思います。

写真撮影:北嶋俊治

“四つ屋根の赤”獲得・ミシュランガイド北陸2021特別版