雷日数日本一の金沢。年間で40日以上あるようで、そういえば曇り空が多いのもうなずけます。
11月ごろの強風と雷鳴は「ブリ起こし」と呼ばれ、いよいよブリ漁の季節が到来。捨てるところが無い「寒ブリ」の美味しさに金沢名酒の杯も進みます。特に氷見で水揚げされた「ひみ寒ぶり」と定置網漁で漁獲され一定の基準を満たした「天然能登ぶり」は2大ブランドとしての評価も高く、その味は絶品です。
さらにこれからの季節は、何と言っても「加能カニ」と「香箱ガニ」。味覚の女王とよばれる「香箱」は小さいながら内子と外子の卵があまく深みのある味わいで、全国的に知名度がありながら東京・大阪への流通はほとんどありません。
だからこそ冬の金沢に訪れたならば、ブリとカニ。これだけはマストでお召し上がりください。
写真提供:石川県観光連盟