「加能蟹」は青タグブランド

野菜も魚も果物も初物、走り、旬を味わえたら、心と身体に自然界の新しい栄養が行き渡ります。
加能蟹の漁船は11月6日、深夜0時に初物を目指して出港していきます。

蟹というと越前蟹、間人(たいざ)蟹など、ブランド蟹と呼ばれるものが多くあります。
加能蟹は加賀百万石の「加」と能登半島の「能」という所以から、獲れる漁港が決まっており(5港)、この5港で獲れた蟹のみ青のブランドタグがつけられます。
青タグは甲羅の大きさが9センチ以上、沖合10kmの冷たい深海に生息しているものだけを獲りに船出します。冬の日本海は状況が日々変わり、危険と隣り合わせでの蟹漁となるのです。
その物語が「加能蟹」ブランドの価値を高めているのではとも言われています。

そんな贅沢な蟹を大事に大事に、あらゆる献立を考え尽くすのが私共料理人の務めであると、この時季精進して参ります。

“四つ屋根の赤”獲得・ミシュランガイド北陸2021特別版